Part1. テムズ河沿いの美術館でティータイム
Part2. 秋の実り〜デザートタイム
Part3. イングリッシュ・ブレックファーストをおしゃれに〜セッティング

イギリス美術のコレクションと近代美術を中心にした見ごたえのあるテート・ブリテン。 ロンドンにはナショナル・ギャラリーというブリティッシュ・コレクションの名画を収集した素晴らしい美術館があり、 テート・ブリテンは1897年にナショナル・ギャラリーの分室として設立されました。 いつもロンドンを訪れる度に通う美術館として、テート・ブリテンのコレクションは楽しみのひとつです。 それはナショナル・ギャラリーのように膨大な名画を次から次へと展示されているお部屋を歩きまわることなく、 メインフロアの最初のお部屋から、展示室の通路の一番奥へと目を向けますと、そこはルネッサンス宗教画が 飾られ、そこに辿り着くまでの間、時代ごとに分けられた絵画を自由気ままに鑑賞出来ることです。 迷路ではなく、一つの道筋?光のような見せ方が好きなのかも・・・しれません。 今回、こちらのコレクションの代表的な作品であるミレーの「オフェリア」(シェークスピア劇の作品「ハムレット」の 悲劇的なシーン)から色々な美術館で所蔵されているミレーの作品を集めた特別展が開催されていました。


さて、いつも関心を持って眺める絵画はヴィクトリア時代に描かれた英国の作家さんの絵です。 その絵画の中には当時の生活習慣や暮らしぶりなど、思いもかけないアンティークを名画の中で見つける?楽しみ があります。 今でこそ写真などいろいろな手段がありますが、アンティークにとって絵画は時代考証の鍵になるのだと思います。 日本的なことわざを絵にあらわした絵画などもあり、解読?が楽しいです。そろそろ子供達が名画の前に寝ころび〜大好きなお絵描きの時間になってきました。 こちらは名画の前に柵やガラスケースなどで覆うことなく展示していますので、子供達も好きな絵の模写?を したり、勝手気ままにお絵かきグッズを広げ始めました。

2000年にオープンしたテートモダンは20世紀以降の現代美術をテーマに絞った美術館です。テムズ河沿いに水路で結ばれた名所でもあり、テートtoテートをリバーボートで移動するのが一番早い方法です。それでは、ミルバンク桟橋で待機です。 これがテムズ河・・・・とがっかりしないで下さい。
そよそよと流れるイメージからは、ちょっと〜ほど遠い色合いの河ですが、昔に比べるとこれでも綺麗になったそうです。

20分くらいの走行時間で、同じ頃にロンドンの新しい名所になったロンドンアイを経由しテート・モダンに到着。 旧バンクサイト発電所のレンガ造りの外観を残しながらも、内部は吹き抜けを利用した思い切った空間です。 階層ごとに企画展が催され、休日はファミリー連れで大賑わいです。たしか・・・去年は日本人の若手作家の作品展でにぎわっていたこともありました。 その時、初めて出会った日本人の作家さんですが、今年くらいにその方の名を耳にし始めましたので、世界中の若手作家の発掘にも影響力のあるイギリスなのだ〜と感動したものです。 ジャンルは問わずに若手を育て支援する〜それが文化を形成し高める原動力になっていくのでしょう。

それではどうぞ〜テート・モダン最上階のおすすめランチタイムです。 実はいつもお魚料理ばかりをオーダーしますので、何も迷わず「本日のフィッシュ」ともう一品のお魚料理を オーダーしました。 その後、どのテーブル席にも同じような調味料セットが置かれるではありませんか・・・・?? それもそのはずイギリス料理の名物「フィッシュ&チップス」です。 鱈の巨大なフライにフライドポテトそしてもうひとつは「鯖のグリル」 どちらも新鮮なお魚で、お味も美味しい〜 後で気がつきましたが、昨今のロンドングルメ事情から街のあちこちで見られた国民的お料理?フィッシュ&チップス 専門のレストランがなくなり、選りすぐりの美味しいフィッシュ&チップスを扱うレストランのみが残っているようです。 特にお魚料理は好評なメニューらしく、私たちのお隣もまたまた真後ろのファミリーもお魚料理を頂いていました。
そして、もうもう食べられないと言いつつもオーダーした「スィーツ」 そしてお茶の種類も充実した内容に驚き〜そこでオーダーしてみましたのがハーブティー。 カモミールティーとレモンバームを中心にブレンドされたさわやか系〜どちらもポットにたっぷりと美味しく頂きました。 誰もが気軽に訪れたい美術館のカフェ、そこには期待はずれどころか期待以上の味とサービスを楽しめました。 もちろん小さな子供連れもOK〜それでは一休みしたところで、再びアートを楽しんでみましょう。


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※Part.2 は画像をクリックで、拡大画像がご覧いただけます。

英国銀器のディッシュ&コンポートさらにはサルヴァにいたるまで、葡萄をモチーフ・デザインにしたものが とても多いです。 そこで、葡萄オンパレード?の実りの秋〜デザートタイムのセッティングをお披露目致します。


蓋つきバターディッシュはサイズもたっぷりしています。そこでデザートタイムのゲスト様に楽しんでいただきましょう。 マッシュルームのショコラが仲良く並んで・・・・秋の実りです。
プレートサイズに似合ったデザートカトラリーを〜準備OKです。


葡萄にちなんで??デザートワインを用意しました。 ちょっとオシャレなグラスをいろいろ並べながら、ゲストの方々のお好みに合わせて準備します。
デザートワインは少し苦手・・・という方のために「ローズ・ティー」をジョージ4世の頃に作られたバラのティーポットに たっぷりと容れ、ほんの少し冷やしたティーをグラスでサービスです。 バラ色がグラスにとても美しく・・・・・気分もほんのりです。



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※Part.3 は画像をクリックで、拡大画像がご覧いただけます。

イングリッシュブレックファーストの簡略版です。
蓋つきのバターディッシュは忙しい朝には、とても重宝。フレッシュサラダいろいろを器に準備し、バターディッシュのデザインモチーフでテーブルを統一してみましょう。 全体をボールヴィングで飾り付けたトーストラック、さらにティーポットにもバターディッシュの蓋のエングレーヴィングモチーフ と似ているタイプを選んでみました。
グラスは底部分が正方形型のイングリッシュグラス、さらにピアッシングのバスケットをブレッド用のバスケットに登場です。 そして、どんな銀器の組み合わせでも、それぞれのデザインモチーフでまとめてみますと、国もいろいろ、年代別々・メーカーも それぞれであっても、ピリリと優雅なブレックファーストティーをセッティング出来ます。

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