ヴィクトリアンスターリングシルバーのティーポットです。オブジェのような蓋飾りが象徴的にまるでコサージュのように仕上げられた花びらから葉の重なる様子を緻密に仕上げています。注ぎ口とハンドルのトップ飾りにもアカンサスの葉飾りに小花紋様のオブジェを重ね、さらにティーポットと蓋が重なる部分にもフローラルガーランドの立体的な細工が見事です。窓紋様を盛り上げるように立体的な膨らみを持たせつつ台座へとほっそり絞り込んだシェープはヴィクトリア時代の優雅なロココスタイルを多々作り上げた工房の特徴が表れています。
WilliamHunter |